子供を授かりたい女性のための妊活情報WEBマガジン


2015.09.18 UP!

妊活中の漢方は体をどうサポートしてくれるの?〜東洋医学と西洋医学のそれぞれの観点から〜

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01 20代、30代、40代の妊活で漢方のアプローチの違いはありますか?

年齢とともに身体も変化するので、アプローチも変わります。

一般的に女性の身体は年齢ともに変化します。20代には問題がなかったのに、40代になったらホルモンバランスの崩れからなんとなく体調がすぐれないなんて事もしばしばあるかと思います。もちろんそういった年代による違いも考慮して診察していきますが、漢方の一番の特徴は、「一人ひとりの症状に合わせて診察する」ことなんです。妊活においても不妊の原因は一つではありません。一人ひとりの原因を診察していきます。

02 具体的に「一人ひとりに合わせて診察する」とはどんなことですか?

問題の根本を見つけ、原因を解決していくことです。

例えば生理痛が酷いといった症状が出ていた場合、西洋医学では生理痛を抑える痛み止めが処方されます。しかしこれでは痛みが抑えられても、痛みの原因を根本的に解決できていません。東洋医学では問題の根本を見つけ、原因を解決していく様にアプローチしていきます。その為、一人ひとりの診察には体つき、姿勢、歩き方、顔貌、顔色、眼光、口唇、舌、皮膚、脈など様々な点をチェックし、体のどこに問題があるのか見極めます。さらには症状が出る前の「未病」にも対処していきます。

03 西洋医学と東洋医学の違いとはなんでしょうか?

ひと言で言うならば「得意分野の違い」ですね。

ひと言で言うならば「得意分野の違い」ですね。西洋医学は物理的な問題の解決に強いです。例えば「受精をさせる」といった点は西洋医学が得意としているところです。東洋医学では「受精しやすい体つくり、受精卵を育てる体つくり」を得意としています。また妊娠をゴールとせずに出産、子育ての為の体(質の良い母乳のでる体)つくりもしていきます。西洋医学と東洋医学のどちらが優れているなどはありません。私たちのクリニックでも東洋医学と西洋医学を両方の観点から診察していきます。

妊活をされている多くの方は、しっかり調べ、勉強されている方が多いと思います。

また「あの人はこんな治療をして妊娠した」、「あれが効果的だった」など情報がたくさん入ってきます。

しかし前にも述べた様に不妊の原因は一人ひとり違います。受精がしづらい方もいれば、受精卵が育ちづらい方もいます。またご自身の不妊の原因が分からない方もいます。妊活を続けていてもなかなか結果がついてこない時など行き詰まった時は、選択肢の幅を広げる為にも東洋医学的観点からも見て欲しいですね。

教えてくれたのは

学芸大 漢方クリニック

天井 周 先生

1991年、福井医科大学(現福井大学)医学部卒業。同大学附属病院皮膚科助手を経て国立療養所北潟病院皮膚科などに勤務。現代医学だけでは対処が難しいケースが多いと感じ、様々な代替医療を学ぶ。2012年より医療法人丹誠会 紫峰の森クリニック漢方外来担当。
日本中医学会正会員、日本皮膚科学会正会員、台湾陳潮宗中医診療所研修修了、上海中医薬大学附属岳陽中西医結合医院研修修了

学芸大 漢方クリニック

☎03-3760-3717

東京都目黒区鷹番3-1-5 グリーンアース2F

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